【読書レビュー】『知らないと損する年金の真実』を50代早期退職希望者が読んでみた

50代での早期退職を真剣に目指している私。 

「退職後の年金や確定拠出年金(DC)の賢い受け取り方を知りたい!」と思い、Geminiにおすすめない?と聞いたところ、紹介してもらった『知らないと損する年金の真実』を読んでみました。

結論から言うと……私が求めていた「具体的な出口戦略の裏ワザ」とは、だいぶ違う…。
これじゃない感(笑)

とはいえ、国の年金制度の仕組みをがっつり基礎から学べる点はよかったとは思いました。個人的に「へぇ〜!」と思ったポイントと、正直「ここは自分には響かなかったな」というポイントを書いていきたいと思います。

💡 読んでみて「たまげた」良かったところ

  • 日本の年金積立金は世界トップクラスだった

    昔「年金の運用失敗」みたいなニュースを聞いた記憶があり、勝手に「国の貯蓄って少ないのでは?」と思っていました。しかし実際は莫大な積立金があり、なんと世界トップクラスの規模なのだそう。私が生きているうちに年金制度が破綻する可能性は極めて低そうであり、継続して投資でバンバン増えてっているらしいので安心です。

  • 年金は「積立」ではなく「仕送り」の仕組み一番驚いたのが、年金は自分が現役時代に払ったお金を貯金しておくシステムではないということ。今の現役世代が払った保険料を、今の高齢者にそのまま渡す「仕送り(賦課方式)」が基本の仕組みなんだそうです。確かに、国民全員の老後資金を国が何十年も預かって運用するなんて、投資先を見つけるだけでも大変ですし、国がカモられるリスクもあるんだと。なるほど。そんな仕組みなので、自分が退職したあとも、その時の若い世代が支えてくれていれば、とりあえず仕組みとしてはもらい続けられそうってことです。

💔 早期退職を目指す私には、正直響かなかったところ

  • 「老後も働く前提」の事例ばかりだったこと
    これが一番後悔したポイントです(笑)。本書の事例は、基本的に「老後も長く働き続けましょう」というパターンばかり。私は「働かないで自由に生きるための方法」を探している身なので、後半に進むにつれて少し興味が薄れてしまいました。

  • 専業主婦の年金優遇へのモヤモヤ
    「1馬力+専業主婦」と「2馬力共働き」で世帯年収が同じなら、もらえる年金総額に損得はない、という解説がありました。ただ、保険料を納めている身としては、保険料負担のない専業主婦の優遇に関しては、どうしても「得をしているのでは?」というモヤモヤが残ってしまいました。だって、数値だけみると絶対に得じゃん。 

🎯 まとめ:読み終わって感じたこと

著者の大江さんは、「年金はみんなで支え合うものである」という思いが強い方なのだと感じます。共倒れを防ぐためにみんなで少しずつ痛み分けをしよう、という視点は確かに大切です。

ただ、本書を読んで感じたのは「結局、将来もらえる年金の実質的な価値は、物価上昇に負けて目減りしていくだろう」ということです。支給される額面そのものは増えるかもしれませんが、物価や賃金の上昇率に比べると年金の上昇はゆるやかな設計になっているので。

膨大な積立金があるもののバンバン使っていくよ~!って感じでもないですしね。 

国の制度を過度に怖がる必要はない(破綻はしない)と分かったのは大収穫ですが、やはり国だけに頼るのではなく、「自分の資産は、投資信託などを活用して自分でしっかり守り、育てていく自助努力が不可欠だな」という決意が固まる一冊になりました。

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